文部科学省の「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」の「学校風土把握ツール」として、シグマ検査が掲載されました。

【別添2】学校風土の把握ツール (mext.go.jp)

シグマ検査を監修する八並光俊先生より、推奨の言葉をいただきました。

教育相談のためのシグマは,児童生徒一人一人の状態だけでなく,学級や学年という環境の状態を深く,広く把握できます。生徒指導の基本書である『生徒指導提要』(文部科学省,2023)でも述べられているように,チーム支援の鍵は,児童生徒のアセスメントにあります。

アセスメントとしては,BPS(生物ー心理ー社会)モデルによるアセスメントが主流となっています。シグマは,他の調査と異なり,このBPSモデルを満たしており,児童生徒の強みや諸課題をすばやく把握することが可能です。また,オプションのデータベースを活用することで,短時間でスクリーニングを行い早期発見早期対応対象者を洗い出すことや,困難課題対応的生徒指導の対象者を絞り込めます。

さらに,経年比較ができるので,不登校児童生徒の継続的支援の効果も把握できます。何より,学級・ホームルームの実態を把握をできるので,学級・ホームルーム経営や授業改善にシグマのデータを応用できます。

今後の生徒指導で大切なことは,エビデンス(データ)に基づく発達支持的生徒指導の推進・充実です。

長年の多数の学校現場での使用実績から,シグマは現代の生徒指導や教育相談のニーズに応えられる他調査とは一線を画するものだと思っています。